【革靴?】ダナーフィールドロー1年経過レビュー!個人的最強の雨靴に認定!!

革靴

随分長いこと雨用の靴を探していましたが、長かった旅路もようやく終わりを迎えることができました。

名作ダナーライトとほぼ同クオリティなのにお値段は半額以下、との噂は前々から聞いていてずっと気になっていたモデルではあったんです。いつか買おうと思っていましたが、ようやく重い腰を上げてから早1年。それなりにたくさん履きましたが、汎用性バツグンの雨靴だったのでレビューしたいと思います!

ダナーフィールドローとは!

ダナーフィールドローを簡単に説明すると、ダナーライトの廉価版であるダナーフィールドのローカットモデルです。なんのこっちゃ分かりませんね。1つづつ紐解いていきましょう。

まずダナーライトとは、アメリカの名門ブーツブランド、ダナー社から発売されているブーツです。ダナーライト最大の特徴はその防水性。世界初のGORE-TEX搭載ブーツであり、今でもダナー社を代表する名作ブーツです。

さらにダナーフィールドとは、ダナーライトの廉価版ブーツです。原産国をアメリカからベトナムに変えるなどの企業努力により、価格を抑えることに成功したみたいです。廉価版とはいえ、防水性に関わる素材は同じものが使われているので、性能はほぼ一緒です。

そしてダナーフィールドローとは、ダナーフィールドのローカットモデルです。ブーツではないので足首周りの防水性はダナーフィールドに劣りますが、着脱の容易さでは勝るんじゃないかと。

ダナーフィールドローのレビュー!

まずは簡単にダナーフィールドローの紹介です。

上述の通り、元はブーツのローカットモデルなので、アウトドアブーツっぽいやや厳つい見た目です。ローカットなことでかなりマイルドになっているとは思いますが。

ただその反面、デザイン自体は非常にシンプルです。余計な装飾もなく、ブラックで統一されているため服装問わず合わせることができます。

装飾らしい意匠は、カカトに型押しされたDannerロゴとGORE-TEXタグくらいですかね。

アッパーはフルグレインウォータープルーフレザーです。この辺の詳細は後ほど。

フルグレインウォータープルーフレザー&GORE-TEXメンブレン!

ダナーフィールドロー最大の特徴は防水性。本革を使用したガチの革靴であるにも関わらず、ハチャメチャに防水性が高いんです。

そんなダナーフィールドローの防水性能を担う大きな柱が、フルグレインウォータープルーフレザーとGORE-TEXメンブレン

フルグレインウォータープルーフレザーは、天然皮革に特殊な防水加工を施したレザーです。

ぱっと見は普通のレザーですが

加工方法などの詳細はトップシークレットのようですが、巷では「シリコン液を浸透させている」なんてことがまことしやかに語られています。真偽は不明ですが。

そして側面ナイロン部分にあたるのがGORE-TEXメンブレン。

見た目は防水性があるなんて信じられませんが、水滴の20,000分の1というとても細かな孔で水の浸入を防いでくれます。しかも驚くなかれ、その孔は水蒸気分子の700倍の大きさになっているようで、汗はきちんと排出してくれるのです。

これらを組み合わせることで、高い防水性を獲得すると同時に透湿性も確保しているため、水は防ぐが蒸れにくいという構造になっているんです。これはマジで最強。

ダナー式ステッチダウン製法!

ダナーフィールドローはダナーライトと同じく、ステッチダウン製法が採用されています。

ステッチダウン製法というのは、アッパーを外側に吊りこみソールと縫い付けるシンプルな製法。軽くてしなやかな作りが特徴で、デザートブーツなどアウトドア系の靴に多く見られる製法みたいですよ。

出典:https://www.moonstar.co.jp

しかし、賢明な読者諸兄であればお気付きかと思いますが、構造上、縫い目が露出しているため雨には弱い作りになっています。またアッパーとソールが直接縫い付けられているため、オールソールが難しいみたいです(木型があればオールソールも可能みたいですが)。

防水性能を掲げといて雨に弱い作りになってるの?と思うじゃないですか。でも、ダナーは変態的な発想でこの問題を解決しちゃったんですよね。

出典:https://jp.danner.com

簡単に言うと、アッパーの内側にゴアテックスの袋を配置してるんです。足自体はゴアテックスの袋に包まれてるわけですから、防水性は言うことなし。

しかも、ステッチがかかってるのはミッドソールまでなので下から浸水する必要もありません。またミッドソールとアウトソールは接着剤かなにかでくっついてみたいなので、オールソールも行えるようになってます。

下の動画でダナーライトの製造工程が一部載ってるんで、ゴアテックスを袋状にするところなんかがよく分かると思います。

ただダナーフィールドローに関して言うと、動画のような袋状ではなく、筒状になっています。底面はゴアテックスではなく別の防水素材が使われているみたいですね。

これには利点もあって、ダナーライトは構造上インソールが省略されていますが、ダナーフィールドローにはスニーカーのようなインソールが採用されています。なので、履き心地はほぼスニーカーです。

ビブラムソール!

ソールは安心安全のビブラムソールです。

ラバーということもあり耐久性が高いのは勿論ですが、特筆すべきはグリップ力の高さ。元々は登山靴用に開発されたソールだけあり、ぬかるんだ泥道だろうが濡れたアスファルトだろうが全く滑る気配がありません。

しかも前述のダナー式ステッチダウン製法によりソールがすり減ってきたら、オールソールも可能です。とはいえ、全くソールが減らないんでオールソールは何年後になるか分かりませんけどね。

ダナーフィールドローを使用しての感想

さすがの防水性&透湿性

廉価版とはいえ、元となったのが名作ダナーライトなだけあり、防水性の高さはピカイチです。

実際、土砂降りに見舞われようが水たまりを踏んづけても全く浸水してきません。

しかもホントに蒸れないんですよね。雨は通さないのに靴内部の湿気はちゃんと逃してくれます。

ホントに履いててめちゃめちゃ快適です。

ローカットが汎用性抜群すぎる

ダナーフィールド買う直前までブーツかローカットかで迷ってたんですが、ローカットにして正解でした。

まずはなんと言っても色んな服装に合わせやすい

ジーンズでもチノパンでも細身でもワイドパンツでもハーフパンツでも、どんなパンツにも合わせやすいんですよね。これがブーツになっちゃうと一気に無骨さが増して、服装の幅がぐっと狭くなる気がしてます。無骨さがあれば、それはそれでかっこいいんですが。

そして脱ぎ履きがめちゃめちゃ楽です。

雨の日なんてただでさえ外出するのが億劫なのに、編み上げのブーツなんて履こうものなら途中で心が折れちゃいます。その点ローカットならスニーカー感覚で履けるんで、めちゃめちゃ楽なんですよね。

ただ、ローカットの弱点としては履き口から浸水の可能性があること。

今のところ履き口からの浸水は経験してませんが、暴風豪雨の中にいたら浸水するかもしれません。まあ普通の台風くらいなら心配ないかと思いますが。

サイズ感!

サイズは27.0cmでややゆったりとした履き心地です。厚めの靴下履いてジャストくらいですね。

New BalanceやNIKEのスニーカーは28.0cmを選ぶことが多いんで、一般的なスニーカーよりもワンサイズ大きい感じでしょうか。

よっぽど幅広な方でない限りは1cm下げて買っとけば問題ないかと思いますよ。

まとめ!

防水性という観点で最強なのは、ハンターとかのゴム製長靴だと思います。でも、どういう服装で合わせればいいのか分からないですし、ゴムの靴ってめちゃめちゃ蒸れるじゃないですか。そういったことも踏まえると「雨用の靴」としては決してベストな選択じゃないんじゃないかと思うんですよね。

そこで、のすけ が推したいのが今回のダナーフィールドロー。

防水性も透湿性も申し分ないし、色んな服装に合わせやすいし、値段もお手頃だし、なによりも見た目がかっこいい。これは最強じゃないですか?

みなさんにもこの最強っぷりを体感してほしいので、ぜひ試してみてください!!


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