【革靴】J.M.WESTON 180シグニチャーローファーのレビュー!永遠の定番モデルは只者じゃない!!

革靴

マニュファクチャーズですっかりローファーにハマってしまった のすけ です。ローファーといえば避けて通れない、J.M.WESTONの180を遂に買ってしまいました。

定番には定番たる所以があるのだな、と改めて思い知らされる一足です。

J.M.WESTONとは!

当ブログをご覧の皆さまはご存知のブランドかと思いますが、簡単に復習を。

J.M.WESTON(ジェイエムウェストン)は、1891年にフランスのリモージュで創業した、フランスを代表するシューメーカーです。

日本で有名なのは今回の180シグネチャーローファーや641ゴルフあたりですね。

これは641ゴルフ

ブランドの歴史や特徴なんかは、新しい安っぽい箱に書かれてます。

それをGoogle翻訳に突っ込むとこんな感じ。

1891年以来、私たちリモージュ工場の職人たちは伝統を最大限に尊重し靴を作り続けています。

少数の入門者に世代から世代へと受け継がれてきた貴重なノウハウの継承者として、私たちは先祖伝来の技と機械の熟練を組み合わせています。 縫製から仕上げまで、男性も女性も、仕事をうまくやり遂げたいという同じ愛情に突き動かされて、製造の各段階を細心の注意を払って形作ります。

唯一の革植物なめし工場を所有する唯一の靴メーカーである当社は、最も貴重な素材である時間に富んでいます。 このようにして、J.M. Weston の創設者の意志を尊重し、その製造に希少性への愛を植え付けました。

協奏曲に情熱を注ぐ音楽家たち。私たちは、象徴的な 180 モカシン、シャッセ ダービー、キャンブル アンクル ブーツ、ゴルフ ダービーを作るために、最大 180 回ものジェスチャーを取り入れ、完璧な履き心地を実現するためにハーフ サイズごとに 5 つの幅でモデル化しました。

誠実、正直、永続するものにこだわり、私たちは「一部の」靴を作るのではなく、あなたのイメージに合わせてユニークな「あなたの」靴を作ります。 最高品質の靴は何年も履けるように縫製されており、定期的に輝きを取り戻すことができます。 私たちが再ソールし、美しく仕上げた後、私たちの関与は店舗にまで及び、日々のメンテナンスについてアドバイスさせていただきます。

フランスのクラフツマンシップが世界中に及ぼす影響力を保証する私たちは、高い基準という同じ主権的価値観を共有する人々の歩みに同行できることを誇りに思っています。

日本語が怪しいところもありますが、言わんとすることはなんとなく分かります。

のすけ の気持ちも込めて意訳すると、

  • 職人たちに継承されてきた技術
  • 高品質な素材
  • フィッティングへの強いこだわり

を特徴としたシューブランドです。

JMウェストン 180シグニチャーローファー!

まずは簡単にご紹介を。

デザインはオーソドックスなコインローファー。どこまでいっても普通のローファーです。10人中10人が思い浮かべるザ・ローファーな外観。多くの方は、高校生が履いてるローファーと見分けがつかないんじゃないでしょうか。

180の最たる特徴は、カモメ型の窓を持つハーフサドルと大きくせり出したU字型のモカ。

全体的にコロンとした見た目なのですが、上品なオーラが漂っています。カジュアルなのにエレガントな印象です。矛盾する要素が上手く合わさっている、デザインの妙ってやつですね。

アッパーはタンブラウンのボックスカーフです。後ほど写真たくさん載せますが、やっぱりウェストンのボックスカーフは最高ですね。

サイズは6 1/2のCです。サイズについての詳細は後ほど。

41ラスト!

180には41ラストという木型が使われています。Cウィズなんでややほっそりした見た目。個人的にCウィズの外観が一番好きです。

全体的にコロンとした箱型の木型に見えますが、履いてみると意外にメリハリの効いた靴という印象です。

踏まずは思ったよりも絞られており、ぴったりと沿うようなフィッテイング。持ち上げるようなフィッティングではなく、あくまで自然にサポートするような感じです。

横から見るとこんな感じ。踏まずの絞り具合がなんとなく伝わるでしょうか。

改めて見ると箱型の木型だなと実感します。トゥの立ち上がりなんてほぼ垂直です。東欧靴みたいですね。

正面から見るとこんな感じ。

意外にも足なりに捻じれた形をしています。甲などの前足部も際立って特徴的なところはないのですが、足に沿った自然なフィッティングです。

最後にカカト。

ローファーらしく小ぶりなカカトですが、食いつきがいいわけではありません。レングスがギリギリなためカカトが抜けることはないので、結果オーライですが。靴擦れする可能性が低いということで手を打ちましょう。

サイズ感について!

上述の通り、サイズは6 1/2のCウィズを選びました。

ウェストンの公式サイトによると、6 1/2は日本サイズだと26cm相当。UKサイズだと7.5か8くらいです。

のすけ の足は実測でほぼ26cmジャストなので、公式通りのサイズ選びという感じですね。

最近のウェストンは、以前のような万力締めと言われるタイトフィッティングを推奨していないようで、むしろかなりリラックスしたフィッティングを推してるようです。

のすけ も以前に試着させてもらった時は 7D か 7C で提案いただきました。

7だとレングスにかなり余裕があるんで、カカトはゆるゆるです。とはいえ、ガバガバということでもなく、靴の中で足が動くことはないので、問題なく履けるサイズ感でした。

慣らし期間は短かそうなんで、革靴好きというよりもファッション好きの方にはちょうどいいくらいのサイズじゃないでしょうか。

でも元タイトフィット教信者の のすけ には物足りないサイジングです。

レングス的には6でもいけなくはないのですが、ほんとに捨て寸ギリギリです。ちょっと不安になるくらいのサイズ感。ウィズはCだとかなりタイト、Dだとサドル部分でしっかりホールドされてるなという感覚です。6Cだと所謂万力締めといわれるフィッティングなんじゃないかなーと。

と、いうことで最終的に選んだのが 6.5C です。

実は履きおろし済み

ややタイトなフィッティングですが、痛みを感じる箇所はなく、足全体を包み込むようなサイズ感。サドル部分でしっかりホールドされてる感覚が気持ち良いです。

ガチガチに縫われたサドル

修行というほどハードな履き慣らしにはならなさそうですが、ある程度の慣らし期間は必要かと。とりあえず1時間くらい近所をぷらぷらしましたが、30分経過したくらいで指が痺れてきたなーという感じです。

サイズ感については、もうしばらく履いてから再評価が必要かと思いますので、また記事書こうと思います。

タンブラウンボックスカーフ!

アッパーはタンブラウンのボックスカーフ。

ウェストンのボックスカーフはデュ・プイ社のものが使われています。デュ・プイ社は元々ウェストンの傘下だったのですが、現在はエルメス傘下です。

革質は最高に のすけ 好みです。今までカーフを使った靴はたくさん履いてきましたが、ウェストンのボックスカーフはトップレベルに好きです。

特徴は何といっても透明感。ほんとにすごいんです。

粒だった「花」と言われる質感もさることながら、ツヤとハリも一級品。多くの人が思い浮かべる「革質の良さ」を体現したカーフです。

ダンブラウンですが、色味としては明るい茶色、ライトブラウンの括りです。ただ、ライトブラウンといえど想像するよりも濃い目のブラウンです。

日に当たるとイメージ通りの明るさですが、

屋内だとメディアムブラウンくらいに見えます。

明るいけど落ち着いた色味なので、合わせられる服装も多そうです。夏場は言うに及ばずですが、秋冬でも活躍してくれそう。

まとめ!

オーソドックスな見た目ですが、こだわりの木型と選りすぐりの素材で作られた最高のローファーでした。マスターピースってのはこういうものを言うんでしょうね。

サイズ選びがシビアなJMウェストンですが、180に関してはおそらく正解のサイズ引き当てられたはずです。ゴルフは間違った感もありますが。

しばらく履いてみて、サイズ感や履き心地なんかは別途書いてみようと思います!

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