2021年1月現在では、新型コロナウィルスが猛威をふるい、2回目の緊急事態宣言が発令されています。
新型コロナウィルスの感染拡大がもたらした未曽有の事態は、まさに歴史的転換点であり、その現代を生きる我々は歴史の証人であると同時にその転換点に立ち向かう挑戦者でもあります。
いわゆる3密を避けるため、企業はテレワーク(在宅勤務)を推奨し、スーツや革靴を着用する機会が少ないと嘆く時代の紳士達と革靴のお話です。
ニューノーマル時代!
4月に発令された1回目の緊急事態宣言以後、多くの企業がテレワークを導入し、急速に日本の働き方は変革しています。
奇しくも2019年4月には働き方改革関連法案が施行されており、働く人の個々の事情に応じ、多様な働き方を選択できる社会を目指していましたが、それが半ば強制的に実現に向かっているのが現状ではなかろうかと思います。
テレワークの影響だけではありませんが、アメリカではブルックスブラザーズの経営破綻、日本でも洋服の青山が160店舗の閉鎖を決定するなど確実にスーツの需要は減ってきているように感じます。
新型コロナウィルスとは直接関係のないところではありますが、2019年9月に三井住友銀行が原則スーツ着用としていたルールを年間を通して自由な服装での勤務を認めると変更するなど、私服通勤を認める企業も増えてきています。
オンとオフの境界が曖昧になり、ドレスとカジュアルの境界も曖昧になる、そんなニューノーマル時代が訪れました。
ニューノーマル時代の革靴!
色々書きましたが、要はオンオフ兼用できる靴が覇権をとるのでは?ということです。

Uチップとか

Vチップとか

セミブローグとか

フルブローグとかですかね。

あとはもっとカジュアルに振ってエイコンアンティークのトリッカーズとか。
こうやって見るとやっぱりブローグ系の靴が強いですね。
ということは、やっぱりブローグが最強。ブローグが天下を取る日も近い。
ドレス系の革靴は?
カジュアル要素の強い革靴の需要が伸びてくるとなると、ドレス系の革靴の需要は相対的に減ってくると思います。

ストレートチップなんてその最たる例ですね。
冠婚葬祭にはストレートチップ!なんて言われていますが、実際に のすけ が参加した結婚式とかだと、ご年配の方含めちゃんとストレートリップ履いてる人のほうが少ないようなイメージでした。のすけ の周りだけかもしれませんが。
ただ、ストレートチップは一足持っておけば間違いないのは確かなんで、ストレートチップは残り続けるような気もします。
そうなってくると危ぶまれるのは黒の内羽根の靴。
ブローグならカジュアルでも合わせられる!と上では書きましたが、それは革靴好きの目線であるわけでして。普通の人から見たら、「なんで休日にドレスシューズ履いてんの?バカなの?」ってなりかねません。
幸いにも のすけ は休日でも割とカチッとした格好が好きなんで、違和感なく合わせられていると信じていますが(信じているだけ)。
ただドレスシューズの需要が減ってくるとはいえ、営業職の方はスーツ着てドレスシューズ履かれると思いますし、まだまだ需要はあるんじゃないでしょうか。
むしろテレワークが増えて通勤電車が空いてくると靴が踏まれるリスクが減るんで、今まで履くのを躊躇してた方々がいい革靴を履くようになるのでは?そうすると所謂高級革靴の需要がむしろ高まるかも??
革靴の値段はどうなるのだろうか
全体的に外出する機会が減るということになれば、革靴自体の需要は確実に減っていきます。
そうなると革靴の売上も減り、売り場とかお店とかも縮小していくと思いますし、メーカーも生産数を絞るかもしれませんし、ことによっては経営破綻するメーカーもあるかもしれません。
また1足あたりの単価をあげて利益確保する、ということも考えられます。ただでさえ原材料の高騰に伴い、革靴の価格も上がっているのに。。。
各メーカーそれぞれの思惑はあるかと思いますが、いずれにしろ革靴の値段が上がることは覚悟しておいた方がいいかもしれませんね。
そうすると今のうちに買っといたほうがいいのか??
のすけ とニューノーマル時代
個人的な話になりますが、弊社では一回目と二回目も緊急事態宣言期間中は交代での在宅勤務になっていますが、テレワークが定着することはなさそうです。また のすけ の職種ではスーツ以外の通勤というのもしばらくはなさそうですね。ジャケパンがギリです。
まあ古い会社なんでしょうがないですね。オールドタイプなもんで。
時代は変わったんだ!オールドタイプは失せろ!
まあそんな環境なんで、幸か不幸かこれからも普通にスーツ着て革靴履き続けると思いますし、スーツも革靴も買い続ける人生だと思います。
むしろ、上でも書きましたが通勤時に革靴を踏まれるリスクが減るんで、ちょっと高めの革靴も買ってみちゃうかもしれんですね。
まとめ!
革靴業界とは何の関係もない、一革靴好きが考えても仕方ないことかもしれないんですけどね。
のすけ は革靴が好きなんで、これからも革靴を履き続けたいと思います。
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