【革靴】なぜ革靴好きは高級革靴を買ってしまうのか?

革靴

革靴に興味持ち始めたころは3万円くらいの革靴を2、3か月くらい悩んで買っていたのに、気付いたら10万円オーバーの革靴を1か月くらい悩んで、金策は後から考えることにして買う様になってしまうのが、革靴好きの性です。

3万円の革靴でも10万円の革靴でも同じグッドイヤーウェルトの靴なら耐久性はほぼ同じはずなのに、なぜ我々は10万円近い高級革靴を買ってしまうのでしょうか。

最近つらつらとこんなことを考えていました。

ブランド物が好きだから?

正直ブランド物は嫌いじゃないです。どちらかというとむしろ好きです。

ただ、ブランドのステータス性に惹かれているというよりも、そのブランドの歴史だったりとか理念だったりノウハウだったりに惹かれている感じです。オールデンの革靴履いてても、社内のだれにも気付いてもらえないですからね。でもモディファイドラストとかオールデンとホーウィンの関係性とか聞くとロマンを感じちゃう。そういうところに惹かれるのが男の子。

それでもやっぱりブランド物というか有名なメーカーの革靴のほうがインスタとかではいいね沢山もらえるような気もしなくもないのですが笑

あとは高級ブランドの革靴であれば、革質だったり作りっていうのもある程度担保されているだろうという安心感も大きいです。

店頭でピカピカの靴でもワックス塗りたくってそう見せてるだけかもしれませんし、作りの良し悪しだったり、耐久性とかも試着した程度じゃあ判断つかんのです。目が肥えてる御大尽ならいざ知らず、のすけ 程度にはとてもとても。

その点、有名靴ブランドであれば情報も多いですし、ブランドイメージが確立されていればそう易々と下手な作りの革靴をつかまされることもないであろう、というある種の信頼があるわけです。

履き心地がいいから?

のすけ は今まで、洋服の〇山でスーツと一緒に買った1万円くらいの革靴から15万近い革靴まで履いてきましたが、両者を比べると履き心地が格段に違うのは事実です。15倍以上履き心地が違うわけではありませんが。

ただ履き心地という点で言うと、ブランドにもよりますが5万円以上の革靴であれば木型の設計にこだわっているブランドは多いです。つまり5万円以上の革靴であれば、革靴の値段に比例して履き心地が良くなるというよりは木型との相性がどうかっていう点が大きい様に感じます。

ユニオンインペリアルのU1541も超高級ブランドの靴ではありませんが、履き心地には大満足です。

一般的な感覚からしたら5万円でも十分高い靴だとは思いますが笑

ただ木型の設計はブランドごとに結構特色がありますし、これもブランドによりますが10万以上の革靴だと履き心地がワンランク上がる感もあります笑

ユニオンインペリアルの履き心地でも十分満足なんですが、ガジアーノ&ガーリングとか履いちゃうと、やっぱり高い靴のほうが履き心地もいいんじゃないかな、なんて思ったりもします。

あとはオールデンのモディファイドラストみたいに木型自体が有名なブランドだったりすると、試着してみたくなっちゃうじゃないですか。そんで履き心地がよかったら買いたくなっちゃうじゃないですか。

有名ブランドだと取り扱ってるお店も多い分、試着しやすい環境が整ってるっていうのもあるかもしれません。

修理代がもったいないから?

我ながらいかにも貧乏くさくてお恥ずかしい限りなのですが。

例えば¥30,000のグッドイヤーウェルトの革靴があったとして、4回くらいはオールソールしながら履き続けることができるでしょう。オールソールの代金はだいたい¥15,000くらいなんで、4回オールソールしたら¥60,000です。¥30,000の革靴が2足買えちゃいます。これってどうなんでしょうっていうことです笑

もちろん値段に関わらず、オールソールしながら愛着を持って履き続けるんだ!という靴もあろうかとは思いますが。

そういう考えでいくと、結果としてそれなりの値段以上の靴しか手元に残らないんじゃないかなーと思ってしまうわけです。

腕時計とかでも機械式のものであれば、オーバーホールし続けることによって半永久的に動き続けますが、1万円の腕時計を3万円かけて定期的にオーバーホールしますかっていう話です。

世の紳士諸氏はこんなこと考えずに高級革靴買われるかもしれませんが、のすけ はこんなこと考えちゃいます。

でも安くて良いものがあったら嬉しい!!

今までの話しをすべてひっくり返すようですが笑

例えば、無名ブランドでも品質や作りこみが良いもので価格も比較的安価なものであれば、それに越したことはありません。

ブロセントさんなんかも履き心地、革質、作りこみなんかを考えると非常に良心的な価格だと思います。あんまりこういう言い方は好きじゃありませんが、「某ブランドだと同じくらいの品質で〇〇万円くらいしますよ!」っていう感じです。

ただそういうブランド(?)って個人でやられてるようなお店が多いんで、試着できる機会も多くないですし、広報活動とかも大々的にやるのは難しいと思うんですよね。知ってもらえない分には売ろうにも売れないですからね。

歴史のあるブランドも好きですが、作り手の顔が見れるような町工場的なブランドも のすけ は大好きですよ。むしろそういう若いブランドを応援していきたい。

ただの弱小ブログの管理者ですが、のすけ は世界の片隅で応援しています。

まとめ!

語れるブランドには語れるだけの魅力があるんですよ。そして男の子はそういうもんに弱い生き物なのです。ただ一消費者としては安くて品質のいいものがあれば嬉しくもあります。悩ましい。

でも結局色々と理由つけて買っても手に入るのは革靴だけです。結局我々は革靴が好きなだけなのです。

だったら履いているときに後悔しない革靴を手に入れたいと のすけ は思います!!!嫁よ許せ。

コメント