【革靴】トリッカーズ バートンのレビュー!最高のカントリーシューズ!

革靴

3足目の革靴紹介は、みんな大好きトリッカーズ(Tricker’s)のバートン(BOURTON)です。

1足目、2足目ともに主にスーツに合わせての着用を前提に購入した革靴です。
しかし、今回紹介するバートンは完全にカジュアル用になります。
色が黒であればギリギリ、スーツに合わせることも出来るかと思いますが、この色は会社に履いていくのはちょっと厳しいですね。

となると、週5でスーツを着る私は週2しかバートンを履くチャンスが回ってきません。
しかもその週2で他のカジュアル用革靴やスニーカーも履かないといけないため、登板回数は正直そんなに多くはないです。

でもいいんです。
なんてったってド迫力のフルブローグですからね。
ブローグ大好きですから。
家にバートンがいてくれると考えるだけで仕事にも精が出るってもんです。

トリッカーズとは!

今さら説明するまでもないとは思いますが、一応自慢させてください。

トリッカーズはイギリス靴の聖地、ノーサンプトンに工場をかまえるシューメーカーです。
ジョセフ・トリッカーにより1829年に創業され、去年創立190周年を迎えました。ちなみに1829年といえば、日本はまだ江戸時代です。それほど古い歴史をもつメーカーということです。
またノーサンプトンで最古の靴工房としても有名ですね。

トリッカーズはチャールズ皇太子からロイヤルワラント(英国王室御用達)を取得しています。
ちなみに英国でのロイヤルワラントを授けることができるのは、現在ではエリザベス女王、エジンバラ公フィリップ(エリザベス女王の夫)、チャールズ皇太子の3人です。
またロイヤルワラントを取得しても5年ごとに品質などの審査を受ける必要があり、合格できなければ取り消されることもあります。日本の宮内庁御用達とは違い、確かな品質などが保証されている場合のみ、ロイヤルワラントを取得できるということですね。

トリッカーズ バートン

バートンは外羽根のフルブローグというスタイルで、ぽってりとしたラウンドトゥに大振りのブローギングをそなえた、これぞカントリーシューズという一足です。
色もかなり明るいキャメルっぽい色なので、完全にカジュアル用途ですね。

ちなみにトリッカーズでは同じようなデザインのカントリーブーツも人気です。
実際、私もブーツと悩みましたが一年中履ける短靴のバートンを選びました。

アッパーはスエードやグレインレザーの展開もあるようですが、こちらはボックスカーフになります。
比較的肉厚の革が使用されており、かための革なのかなと思いきや、意外にもっちりとした繊細な皺の入る革です。

カラーはエイコンアンティークという、これぞトリッカーズ!といった明るい色になります。
カラー展開は他にマロン(茶色)、エスプレッソ(こげ茶)、ブラック等の展開がありますが、この色にあこがれてトリッカーズを購入したので、迷いはしませんでした。

サイズはUK7です。

ブローギング!!!

さて、いよいよやってきましたブローギング。
では今回もじっくりとブローギングを見ていきます!

まずはトゥ部分からです。
トリッカーズといえば、このハートのようなメダリオンが特徴です。トゥ部分全体に大きく施されたメダリオンがたまりませんね。
大振りのパーフォレーションにピンキングという組み合わせで、これぞカントリーシューズ!という主張の強さが素晴らしい。これでこそトリッカーズ。

側面を見てみると、ここも大振りのパーフォレーションにピンキングという組み合わせになっています。
ここでもカントリーシューズとしての主張がすごいですね。
前から見ても横から見てもカントリーシューズ。

大好きだ!!

ダブルソール&ストームウェルト&ダイナイトソール

ダブルソール&ストームウェルト

ソールはダブルソール仕様になっているため、重厚感がハンパないですね。
これでオールソールまでの期間を長くすることもできます。

またバートンでは防水性の高いストームウェルトも採用されています。
ストームウェルトとは、写真のようにウェルトと呼ばれる部分がもっこりした形状のものを指します。
このウェルトによって、アッパーとソールの隙間に水が入るのを防いでくれるというわけです。

ダイナイトソール

バートンはレザーソール、リッジウェイソールでの展開もありますが、今回のものはダイナイトソール仕様になります。
ダイナイトソールのため、雨の日も気にせずにガシガシ履くことができます。

これら3つの要素を取り入れることで、重厚感があり、雨にも強いカントリーシューズとなるわけです。
見た目だけでなく、機能性も兼ね備えてるなんて素敵。

バートンを使用しての感想

トリッカーズに憧れ、購入に踏切った25歳の年末。それから1年ちょっと経ちますが、休日しか履かないこともあり、履いた回数としてはそんなに多くはありません。

履き始めはダブルソールということもあり、ほぼソールの返りはありませんでした。
履きジワもほぼつかないし、ゲタ履いてるんじゃないかと錯覚するレベルでガチガチでしたね笑

しかも他の革靴と比較して、履いても分かるレベルで重いです。
よくこんなん履いてたな。

ただ現在はソールもそれなりに沈み込んできたので、履き心地はかなりいい感じです。

またカントリーシューズということもあり、全体的に少し大き目に作られてます。
おそらくドレスソックスではなく、少し厚目の靴下を履いてジャストとなるように作られてるのではないかと。

トリッカーズ バートンのまとめ

見た目はもちろん、機能面で見てもまさにカントリーシューズという一足。

最高です。

カントリーシューズらしくもう少しアッパーのエイジングが進むとまさに唯一無二の革靴になるかと思います。

ノーサンプトン最古の工房から一足一足作られた、質実剛健という言葉がピッタリなトリッカーズのバートン。

まさに最高の相棒ですな。

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